アホーイ♪ (Ahoj = スロバキア語でこんにちは)
スロバキアで20年前に流行っていた(?)日本への愛がぎゅうっと詰まった歌を見つけたので日本語訳と共にお届けします。(youtubeリンクは記事下に↓)
スロバキアの20代後半以降の子達は、彼らが子供の頃にテレビやラジオから流れるこの歌を聞いて遠い異国の地を夢見ていたそうです。「私の青春の曲よ〜〜〜❤️」と目をキラキラさせて、歌ってくれたりします。
それでは聞いてください。スロバキアより愛を込めて
Dievča z Tokya 東京の娘 です。どうぞ。
(タイトル画面。)
~~前奏~~~
タカッタンタンタッタラタラン♪ とコミカルな感じで始まります。
(前奏からこんなお姉さんが登場)
♪
東京から横浜への道中で
ビデオの再生が止まったんだ
画面の中には君がいたのさ、ヨーコ
僕は毎晩画面の中の君を見つめている
♪
(真面目な顔でビデオを見る二人。)
(ビームが出る)
♪
朝から空手を練習しているんだよ
それに着物も着て スキヤキを食べて
酒を飲んでる でも君はまだ遠い
♪
(ヨーコのために朝から空手を練習している様子)
(すき焼きを食し、酒を飲んでヨーコのために備えている様子)
♪ (ここからサビです)~~~~~~~~~~~
ウォー ウォー ウォー ウォウォウォウォーーーー
ウォー ウォー ウォー ウォウォウォウォーーーー
ヨーコ 君を想うとおかしくなりそうだ
僕は君のために侍になりたいんだ
ヨーコ 君を想っている
♪
(サビ部分で縦横に伸び縮みするスロバキアサムライ達。背景にはヨーコ愛してるの文字)
(衣装凝ってますよね。)
♪
僕は君のことを想っているのに
君は富士山に登ることを考えているんだろう?
もしくはイケバナをすることを考えているんだろう?
君はチェリーブロッサムのことをサクラと呼ぶらしいね
それに君は毎朝新幹線で通勤しているらしいじゃないか
君が遠くに居るなんて とても残念だ
♪
♪
君の事を想って僕は目を細めている
毎晩目を閉じるときには
ビデオを消して
君に会うために東京へと飛んで行く
♪
♪
ウォー ウォー ウォー ウォウォウォウォーーーー
ウォー ウォー ウォー ウォウォウォウォーーーー
ヨーコ 君を想うとおかしくなりそうだ
君には解らないだろうね どのぐらい僕が君のことを想っているか
君のためにサムライになりたんだ
こっちに来てよ 僕の夢を壊さないでくれ
♪
(ここで着物を着たスロバキア女性登場)
なんちゃって日本語で何かを言っているけれども理解不可能。
ウォー ウォー ウォー ウォウォウォウォーーーー
ウォー ウォー ウォー ウォウォウォウォーーーー
♪
ヨーコ 君を想うとおかしくなりそうだ
君のためにサムライになりたいんだ
ヨーコ君を想っている
♪
♪
君のためのお箸も用意したんだ
でもきっと僕は一人ぼっちで家にいるんだろうな
♪
これはNoga & Skrúcaný というスロバキアのコメディアンによって作られた曲なのですが、このビデオを初めて見た瞬間から、
これは絶対日本にお知らせしなくちゃいけない!という重大任務を感じたので、友人の助けを借りて歌詞を日本語訳してみました。
このビデオとの出会いの後は、会う人会う人に
「ねえねえ、あの東京の娘の歌知ってる?」と聞いてまわっているのですが
スロバキアの人たちの反応は様々で、
目をキラキラさせて「私の青春なの〜〜〜♪」とはしゃぐ子達や、
アカペラでひと通り完全に歌いきってから、
「実は、歌詞をこんなにはっきり覚えているのは普段は内緒にしてるんだから。。。だってダサいでしょ。。。」とはにかむ女の子や、
真面目な顔で
「これは我々のおバカ加減をさらけ出している代表のような曲なんだ。いや、ほんとごめん!ごめんね、スロバキアがこんなの作って。。。」
と謝ってくる人がいたり
時にビールの席では、大合唱になったり(合唱を聴きながら、ひとり幸せを感じていました。)
反応はひとそれぞれなのですが、皆さんお願いしなくても曲名を聞いた途端に、歌ってくれるんです。 タタラッタラタッタタラ〜〜♪
私、この曲はスロバキアからの愛でしかないと思うのです。
これは1995年、つまり20年以上も前に作られた曲なのですが、
1995年というと、チェコスロバキアの共産党時代が終わった6年程後のことで、数年前まで外の国との交流を何十年もキッパリ絶っていた国が、その改革の数年後に遠い国日本の事をこんなに念入りにリサーチして、衣装まで取り寄せて、色々スロバキア流の日本を再現して、なんか色々ちょっと間違えてるけど、そこが可愛かったりして
これはまさに愛ですよね。スロバキアのみなさん、 私は嬉しいです。
癖になるよ。
ぜひ観てね!
日本で流行るといいのになぁ〜。
それではまた。
Kaoru