スウェーデンでは、毎年12月13日は聖ルシア祭と呼ばれるルシアの日です。
白い衣装を身にまとった沢山のお姉ちゃん達が現れ、教会で歌を歌います。
その様子はスウェーデンのNHK、国営テレビSVTのインターネット放送☟こちらで見れます。(期間限定のようです)
http://www.svt.se/midsommar/se-program/del-3-433?autostart=true
(SVTのネット放送からのスクリーンショット)
真ん中のお姉ちゃんだけ、頭にロウソクを何本も乗せて登場するのですが、コレが結構ぶっといロウソクを何本も乗せておられるので、歩いたり、あごを動かした振動で溶けたロウがつむじの上に落っこちて、毛髪に絡まってあちちちーとかなったりしないのかな、そうなったらどれだけ熱いだろうなーなどと想像が膨らんでしまうのは私だけではないハズです。
そもそも聖ルシア祭とは何なのかというと、キリスト教の聖人聖ルシア(ルチア)を祝う日で。スウェーデンでのルシア祭は、再生・復活の意味がある。とのことです。
この衣装の赤いベルトは、ルシア姉さんが流した血を表していると聞いたことがありますが、そうなると結構グロテスクな行列になると思うのですね。全員腹部から血を垂れ流したまま再生復活し、練り歩きそして歌う・・・ということでしょうか。。。
そしてまた、光がキーワードのようです。
この時期、夕方3時には日の入りが完了する暗い暗いスウェーデンで、このルシア祭をきっちりしっかりお祝いした人々は、残りの冬を十分な光と共に越すことができるよーと言い伝えられて来たそうです。
スウェーデンの学校では、このルシア役を誰もがやりたがるので、今年は誰がやるのかを決めるのがひと騒ぎらしいです。昔は投票制だったらしいですが、最近何事においても平等が強く叫ばれているこの国では、抽選制にかわったらしいです。
ちなみに、この日はスウェーデンの主要な教会で、このルシアコンサートを観賞できるのですが、これにはチケットを事前に購入する必要があります。
結構すぐに売り切れてしまうので、お早めに〜〜〜
ちなみに、チケットはここで買えますよ (2013年12月現在)。
では、また明日 🙂
薫より